人生のパートナーを選ぶように開業スタイルも選んでください!
 医院やクリニック(法的には「診療所」と呼ばれます)の開業の形態には、様々なものがあり、また様々な観点から分類されます。例を上げると、建物と言う「器」の大小で分類する「ビルテナント開業(ビル診)」や「戸建て開業」、他科目との地理的な連携密接度から分類する「集合型開業」と「単独開業」などがあります。
 また、以前から開業していた診療所を引き継いで開業する「医業承継(承継開業)」というのもあります。

 開業の形態についての詳しい説明は、各種の開業の手引書で理解していただき(参考文献は後掲)、この項では通常多い開業形態、反対にあまり多くない少数派の開業形態に分けてご説明します。(開業の形態は、種々あるので、先生が開業を慎重に行いたい場合は、各種の開業形態をじっくり検討してください)

 通常多い開業形態は、「ビルテナント開業」「戸建て開業」です。 「ビルテナント開業」とは、ビルなどの建物内の一室に入居して開業するスタイルです。このスタイルは、資金もかからず準備期間も短期間ですむので比較的リスクが低く楽な開業形態です。 「戸建て開業」は、文字通り一戸の建物を建てて開業するスタイルです。

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 最近増えてきた開業のスタイルとして(まだまだ少数派ですが)、集合型の開業が有ります。 医療ビル(1つビルの中に複数の診療所が並存する形)、「クリニックモール」(大きなビルのワンフロワーに商店街のように軒を連ねて独立した診療所が並び、モールを形成する形)、そして、「メディカルビレッジ」(複数の診療所が集合しているが、それぞれ一戸の独立した建物を形成し、いわば空間的に密接した医療ゾーンを作っている形)と呼ばれるものです。

 医療承継も今後増えていく開業形態です。この開業については、より慎重な検討をする必要があります。

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○おもしろい開業のスタイルを紹介! 


 さて、開業の形態は多種多様で、それぞれいい面悪い面があり、実際どの開業が最善なのか一概には言えない現状に有ります。あくまでも先生が「どのような診療をしたいか」、「どのような医院クリニックを創りたいか」、また、「どのような人生目標があるのか」という基本構想があって初めて開業の形態を決めることが出来るのです。
 ただ、現実問題開業する為にはいろいろな制約があります。例えば、お金の問題、家族の問題、医局の問題、経験の問題等々です。特に「お金の問題(開業資金)」は重要です。それぞれの開業形態には、ある程度多額のお金(資金)が必要です。そのお金を無理なく楽に用意できるかどうかを考えなければなりません。

 そこでまず無理なく用意できる資金を把握し、それを基礎に開業の形態を選択するのが合理的だと考えます。色々あるその他の制約は、制約が出てくる場面場面で具体的に考えればよいと思います。この選択作業は、かなり専門的な知識が必要ですので、誰か経験の豊富な専門家に相談するの良いでしょう。

 先生が開業を真剣に考えているのであれば、先生なりにまず開業の基礎知識を勉強してください。それから、細かな部分は、専門家にアドバイスを得て無理なく無駄なく不安原因を取り除いて開業準備を進めることです。

開業の手引書(実践派です!お勧めです!)

(1)「よくわかりすぐ使える、成功するための『医院開業』ハンドブック」
米本倉基編著、日本医療企画発行
(2)「競合時代を勝ち抜くための診療所開業マニュアル」
日経ヘルスケア21編、日経BP社発行
※ その他各種の開業案内書があるので、いくつか読んで見ることをお勧めします。その方が開業経験者(先輩開業医、開業コンサルタント等)との話も有意義になり、開業の青写真がハッキリしてくると思います。
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